床暖房対応の三層フローリングについて

2021-01-21 / お役立ち, ALL, お役立ち

床暖房システムは、電気式(熱源に電気を利用する方式)と、温水式(ガスなどで沸かした温水を熱源として利用する方式)に分かれます。
一般的に、フローリングへの負担は温水式の方が大きいと言われていますが、ie-monの三層フローリング「ジャイロオーク」は温水式を基準としていますので、
電気式・温水式いずれの場合でもご使用いただけます。

当社の床暖房対応三層フローリングは低温水式床暖房システムメーカーのテストデータに基づきます。
床暖房システムにつきましては、こちらのページをご確認ください。→低温水式床暖房【うらら】

当社の床暖房対応三層フローリングは温水床暖房試験を第三者機関で実施しています。

 

■施工業者様へのお願い

床暖房はいくつかの施工区分によって成り立っています。
下地の構造・仕上げ材の種類によって、床暖房パネルの種類が変わる場合があります。
床暖房メーカーのカタログをご確認いただき、正しい組み合わせで施工されるようお願い致します。

 

低温床暖房について

床暖房は床下温度50℃までの低温タイプの電気式床暖房(フィルム・PTC)または温水式床暖房を推奨しています。
【温水マット式床暖房】
パイプを内蔵したマットなどを床下に敷設しガスや灯油などで温めた温水を循環させて暖房する仕組みになっています。
【電気式床暖房】
床下材に発熱帯を内蔵して電気を通し床を暖めます。蓄熱タイプ、PTC、電熱線ヒーターなど種類があります。

 

施工時の注意点

  • 床暖房器具の施工は、各メーカーの施工要領に沿って実施してください。
  • 温水式床暖房を使用される場合には、必ず9~12mm程度の合板を捨て貼りし、床用接着剤とステープルを併用して施工してください。
     ※床下温度50℃までの温水タイプであれば捨て貼りを省略してもかまいませんが、床表面温度が28℃~30℃程度になるよう低温運転をしてください。

  • 接着剤は1液ウレタン樹脂系接着剤を使用してください。
  • 釘はフロア釘又はフロアステープルで38mm以上の長さのものを使用してください。
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    施工後の注意点

  • 床暖房対応フローリングでも、床暖房の熱源や室内湿度の影響を受け、生活に支障のない範囲で収縮・膨張する可能性がございます。予めご了承ください。
  • 床表面温度が27℃を超えないようにしてください。使用の際の温度設定は徐々に上がるようにお願いいたします。
     温度設定を急激に上げることはフローリングに負荷を掛けることになるためお控えください。また、限度を超えての使用は反り・割れなどの不具合が生じる恐れがございます。
  • 過乾燥を防ぐために、加湿器などを使用して室内の湿度を40%〜60%程度に保つことをおすすめします。
  • 熱源の上にフローリングを直接張り込むことはおやめください。
  • 根太及び小根太の上以外に、釘を打つことはおやめください。
  • 弊社フローリング商品は湿度変化に伴う伸縮により、若干の床鳴りが生じる場合がございます。施工後は養生期間を充分おいた上で、試運転を行ってください。
  • 床暖房運転時にカーペット、じゅうたんなどのマット類の使用は避けてください。座布団・ふとんなどの長時間の使用は絶対に避けてください。床暖房の熱を放熱できず過度の過熱状態になり、変形、変色、床鳴りなどの原因となるためです。マット類に限らず、底面の広い家具などもこのような現象を起こす恐れがありますのでご注意ください。
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